内容説明
老人はたった1人で漁に出た。このところ、何も釣れない日がずっと続いていた。それでも彼はくじけず、大物に狙いを定めて、誰よりも遠くまで小舟を漕いでいく。執念の末、ようやく餌に食いついてきた獲物は、彼がこれまで見たこともないほど巨大な魚だった…。老人と大魚との死闘を通じて、老いの孤独、自然の厳しさを簡潔な文体で描いたヘミングウェイの代表作。
著者等紹介
ヘミングウェイ,アーネスト[ヘミングウェイ,アーネスト][Hemingway,Ernest]
1899‐1961。アメリカ、イリノイ州生まれ。第一次世界大戦に従軍、その後スペイン内戦、第二次世界大戦にも従軍記者として参加。ヨーロッパ、アフリカ、キューバなどに滞在、生涯を通じて釣りや狩猟に熱中し、戦争や狩猟で得た自らの体験を小説の題材にした。1954年ノーベル文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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