内容説明
文学史上、世界最初の長編恋愛小説とされる源氏物語。主人公光源氏を中心として、平安京を舞台に繰り広げられるこの物語は、1000年経った今なお、私たちの心に強く訴えかける。本書は、この源氏物語の世界を、躍動感あふれる英語で再話。源氏誕生から、藤壷との恋、夕顔との別れ、そして紫の上との出会いまで、若かりし源氏の揺れる心を余すところなく伝える。
目次
1 KIRITSUBO
2 YUGAO
3 WAKAMURASAKI
著者等紹介
ヴァーナム‐アットキン,ステュウット・A.[ヴァーナムアットキン,ステュウットA.][Varnam‐Atkin,Stuart]
英国出身。オックスフォード大学卒業。在日30年、ライター、ナレーターとして活躍。大学で教鞭も執る。相撲解説や伝統芸能の番組に声の出演、また昔話やシェイクスピア作品などの翻案に携わるほか、宮沢賢治の作品や養老孟子の『バカの壁』など日本人作家の翻訳も数多く手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アノニマス
8
高校の授業で取り上げられる部分を抜粋したと書かれている通り光源氏が元服するまでと六条御息所が夕顔を呪い殺すエピソードと若紫との出会い、藤壺の女御との出会いと別れが書かれている。和歌がストレートに訳されているので意味を理解しやすい。光源氏と言えば紫の上を誘拐した人というイメージだったので実行に移すまできちんと交渉しようとしていたことが意外だった。2023/11/03
Riopapa
4
Hikaru Genji, a son of the Emperor, falls in love with Fujitsubo, his father’s young wife, Yugao, and young Murasaki, but not with his wife, Aoi. 2018/08/11
まのん
2
古語で読むより寧ろ意味がつかみやすい。まあ和歌は情緒もへったくりも無くなるけど。2016/03/14
Yuzu
0
日本文化に詳しい作者(訳者)によって、源氏物語が英語で味わえるのは素晴らしいー2019/02/09
-
- 和書
- 皮膚の病気