内容説明
吾輩は猫である。名前はまだない。教師の家に拾われたのはいいけれど、人間はわがままで変な生き物だ。主人は神経胃弱のくせにいろいろなことに手を出しては失敗しているし、美学者は人をかつぐのを生き甲斐にしている…猫の視点から人間をユーモラスに、そしてシニカルに描いた文豪漱石の処女小説。本書では、独立した短編として『ホトトギス』に発表され、好評を博したその第一章を収録。
著者等紹介
夏目漱石[ナツメソウセキ]
1867‐1916。江戸牛込に生まれる。帝国大学(現在の東京大学)英文科卒業。1900年から1902年には、文部省の命で留学生として英国に滞在する。帰国後、大学で教鞭をとる傍ら1905年に『吾輩は猫である』で文壇に登場。以後、『坊っちゃん』『三四郎』など数多くの作品を発表し、日本を代表する作家となる。晩年は病に苦しめられながらも、『こころ』『行人』などの名作を生み出した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆本に埋もれてます(╯︵╰,)
53
再読。2019/08/09
あーさん☆本に埋もれてます(╯︵╰,)
45
英語level2。2018/08/10
犬こ
18
名の無い猫は、名が無いままその人生を過ごす。吾輩は猫であるを英語で。2017/12/19
ヒナコ
13
英語多読学習者むけにリライトされた『吾輩は猫である』。他のレビューでもあるように、使われている単語自体は平易なものの、put on(からかう)やcome up with(思いつく)などの熟語表現が多く、かなり辛い読書になった。猫が拾われた先の「主人」と「美学者」との会話などは、漱石一流の皮肉なのだろうが、これを英語でそのニュアンスの全てを理解するのもなかなか難しく、楽しんで読むには歯ごたえがありすぎた。2023/02/09
Timothy
6
5,940語/ I've just started tadoku and this is my first graded reader. I thought level 2 would be too easy for me, but it was surprisingly interesting and I enjoyed it a lot. There were also a very poetic part and many new expressions to learn. …2022/01/05
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