内容説明
両親を亡くした少年ネロは、アントワープ郊外に住む祖父のジェハンに引き取られた。ふたりの生活には、やがて犬のパトラッシュが加わる。牛乳運びの仕事をしながら、貧しくも幸せに暮らすネロとジェハン、そしてパトラッシュ。巨匠ルーベンスにあこがれ、ネロは画家を志す。しかし貧しさゆえに、行く手にはさまざまな困難が待ち受けていた。詩情にあふれ、長く親しまれてきた児童文学の名作。
著者等紹介
ウィーダ[ウィーダ][Ouida]
1839‐1908。イギリスの女流作家。本名はMarie Louise de la Ram´ee。20歳で創作活動を始め、ウィーダ(Ouida)というペンネームで多数のロマンス小説を出版、人気作家となる。のちにイタリアに移住。ベルギーのフランダース地方を舞台にした『フランダースの犬』は、実際にアントワープ地方を旅行して、その発想を得た
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