内容説明
日本近代文学と政治学とのクロスゾーンを、文学の領域として明確に位置づける丸山眞男への新視角。
目次
ミメーシス論―丸山眞男と敗戦後文学
森鴎外と明治三十年代の政治思想
豊太郎の“政治学”
敗戦後文学と“私刑”
太宰治の社会思想
“妻”は語ることができるか―「ヴィヨンの妻」論
李良枝と樋口一葉
八月革命説と戦後民主主義―「斜陽」論
敗戦後文学と“電車表象”
武田泰淳と上海
天皇制と梅崎春生
江藤淳と大江健三郎
木下順二と丸山眞男
著者等紹介
山崎正純[ヤマサキマサズミ]
1960年7月、広島市生まれ。九州大学文学部卒。同大学院博士後期課程中退。博士(文学)。日本近代文学・比較文学専攻。大阪府立大学人間社会学部教授。大阪女子大学人文社会学部助教授、同教授を経て2005年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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