内容説明
死の判定をめぐる脳死派と心臓死派の法論争を、太平記やイソップの寓話に仮託し、また水戸黄門と大岡忠相の比較論や大津事件の真相など多くの話題を提供しながら、一般読者にもわかりやすく解説する「人命を弄ぶなかれ!」と訴える警鐘の書。
目次
『太平記』風に語る脳死論議
南軍(脳死派)と北軍(心臓死派)
脳死派は飛車角桂香
特命使節の派遣
脳死一元主義の虚妄
脳死・心臓死二元主義のもたらす矛盾
水戸黄門と大岡忠相
人はだれでもいつでも人である
生きているような死体
児島惟謙居士大いに語る
尊巌死と脳死
北軍のゆずれないこと
北軍の声明文
宗教家の意見をきく
脳死と死刑
緊急医療に対する世論調査
模擬「臨調」を演出する
「医家一統」は太平か?
付説 「脳死をめぐる七不思議」
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