内容説明
丹沢といえば奥野幸道―。すみずみまで知り尽くした登山家がその魅力と、変貌を写真と文章でつづる。
目次
1 表丹沢(尊仏岩―守護をめぐって訴訟も;塔ノ岳―草花で覆われていた山頂 ほか)
2 大山山麓・東丹沢(阿夫利神社下社―「霊山」の重み伝える;阿夫利神社本社―ご神木も枯れ、二代目に ほか)
3 西丹沢・北丹沢(玄倉―近代登山第一歩の足跡;昭和初期の小屋―草がけがぴったり ほか)
4 丹沢とともに六十年(丹沢との出会い;「相模野会」のこと ほか)
著者等紹介
奥野幸道[オクノユキミチ]
大正10年石川県生まれ。戦前から丹沢を歩き続け、『ブルーガイドブックス丹沢』『丹沢山塊』などのガイドブックを執筆。丹沢への活動で環境庁長官賞(平成3年)、横浜市体育功労賞(平成4年)を受賞。神奈川県山岳連盟顧問。日本山岳会会員・横浜山岳会会員。川崎市在住
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感想・レビュー
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あさばー
4
すごく良かった!昔の写真をみてビックリ!今と全然違う!!もちろん、山の形は同じなんだけど、登山道の様子とか。首都圏が水不足…と言われるときでも、神奈川は水不足にはならない。それは丹沢湖や宮ケ瀬湖などがあるからで、この本には、それらの湖が出来る前の写真も掲載されています。今はもう、湖底に沈んでいる村たちの写真…。考えさせられます。当たり前だけど、開発があれば、周囲の景観は変化する…。これから、丹沢の麓を新東名が通ります。工事も始まりました。本当に良いのかな…。2014/01/27
Hiroaki Futagami
0
丹沢の歴史を知るに当たって、とても価値の高い一冊だと思います。昭和初期の丹沢開拓の熱を感じることができます。2016/07/29