出版社内容情報
明治初年、横浜に窯を開いた香山は、装飾性に富んだ輸出用陶磁器を多数制作した。彼の生涯と窯が滅びるまでを紹介。
内容説明
激動の明治、装飾性に豊む作品を創出し、「マクズ・ウエア」の名を海外に轟かせた作家の生涯。
目次
第1章 真葛創業(横浜まで;太田開窯)
第2章 輸出用陶磁器業と初期真葛焼(ウィーン万博と陶磁器奨励策;初期真葛焼の誕生;内国勧業博覧会と真葛焼)
第3章 転機の真葛焼(経営苦心;陶器から磁器へ;シカゴ万博)
第4章 盛期の真葛焼(陶芸界の長老;横浜の陶磁器業界と香山;1900年パリ万博)
第5章 香山晩年(セントルイス万博と日英博覧会;香山とその弟子たち;終焉)
著者等紹介
二階堂充[ニカイドウミツル]
1949年高知県生まれ。早稲田大学、同大学院で日本美術史を学ぶ。福島県立美術館学芸員をへて、1990年から横浜美術館に勤務。現在、横浜美術館学芸課長
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