内容説明
本書は、横浜に展開された薬の近代化に関する意外な事実を掘り起こし、二万種を数えるまでに発展したわが国の“くすり文化”の原点を明らかにする。
目次
第1章 横浜開港以前の日本の薬(古代・中世の薬;売薬全盛の江戸時代;蘭学の発展)
第2章 横浜開港と洋薬の流入(横浜開港と薬;ウィリスと横浜薬局;ヘボンの施療と薬;岸田吟香と精〓水;薬の西洋化を提唱した福沢諭吉)
第3章 薬の近代化を進めた先覚者たち(鳥居徳兵衛;友田嘉兵衛;武田長兵衛;田辺五兵衛;丸善薬種店と早矢仕有的;三共と塩原又策;山口八十八;日本の薬学の基礎をつくったゲールツ)