内容説明
横浜開港から2年後の1861年、アメリカから、結婚したばかりの宣教師夫妻が来日した。夫は、後にわが国最初のプロテスタント教会である「日本基督公会」を横浜に設立したJ・H・バラ、妻は、夫を助けて日本伝道に生涯を捧げたマーガレットである。本書は、マーガレットが故国の友人に宛てた手紙をまとめたもので、ニューヨークからの船旅、ヘボンたちと住んだ神奈川・成仏寺の様子、日本の風物、小旅行の印象など、幕末の日本における、さまざまな生活と体験を感受性豊かな筆致でつづる。
感想・レビュー
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チダ(uy1)
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宣教師夫人として 20歳に来日横浜で暮らした方の米国へ送った手紙の一部。横浜開港資料館のそれを貸出しもコピーもできず、通ってほほえみ吹き出したり涙ぐんだりおこなったと訳者様。米国NY-喜望峰-ジャワ島-上海-九州-横浜道中~幕末の騒乱状況等が知れます。「日本語を文学の水準まで高めたのは女性」p65「裏工作をすることと真実を無視することは日本の役人の特性」p162。。原書は無料 https://archive.org/details/GlimpsesOfOldJapan18611866/page/n72019/08/31