内容説明
社会の急速な変動のなかで、子どもたちは正しい日本語と豊かな心を失いかけている。本書は、“言語行動観”を礎にした国語授業の理論と実践で、子どもを甦らせる方法を説く。
目次
いきいき授業の秘密
対談 言語感覚を豊かに(子どもたちの言葉の使い方の実態;言語事項の指導、実践;連体修飾語と連用修飾語をとらえる;作文・読みとり学習過程で言葉の指導)
対談 深い読みと感動(場面、場面を重ねて朗読させる;音読、朗読は読みを深める;意欲を持続させる音読の工夫)
対談 生涯学習につなげる新読書法(読書指導と読解指導;読書習慣をつける日常の働きかけ)
対談 確かな作文力の定着(教科書教材で作文の力はつくか;教科書による指導だけで作文は上達するか;短作文で作文力を伸ばす;子どもには作文を読む目がある;作文教育は人間教育につながる)
対談 言葉の教育で子どもを変える(人間の生き方の価値判断;言葉は心である、そして行動である;子どもに本物を教える、本物にふれさせる)
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