- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > 海外文学
- > その他ヨーロッパ文学
出版社内容情報
沼野充義氏激賞!
ポーランド近代小説の最高峰の、これ以上は望めないほどの名訳。19世紀の社会史を一望に収めるリアリズムと、破滅的な情熱のロマンが交錯する。これほどの小説が今まで日本で知られていなかったとは!
「僕の考えでは、これほど重要で、これほど美しいポーランド語の小説はない。本当のところ――トルストイ、フロベール、ドストイェフスキー…といった作家たちの最高傑作との比較に堪えうる唯一のポーランド語の偉大な小説だ」(ポーランドの現代詩人ブロニスワフ・マイの発言 2017)
19世紀中葉のワルシャワを舞台に展開するこの長篇は24ヶ国語に翻訳され、世界中で愉しまれる古典中の古典。ようやく邦訳されこの国の読者に読まれることとなった――
著者紹介
ボレスワフ・プルス [Bolesław Prus]
1847年フルビェシュフ(ポーランド)生、1912年ワルシャワ没。近代ポーランド語文学を代表する評論家・小説家。ロマン主義を克服しようとするポズィティヴィズム運動の主要な論客、活動家の一人。生涯の大半をワルシャワを中心とするロシア領ポーランドで過ごし、ジャーナリストとしての仕事のかたわら、多様な社会福祉活動を自ら実践した。小説の代表作には『人形』、『ファラオ』、『前哨地』がある。
関口時正 [せきぐち ときまさ]
東京生まれ。東京大学卒。ポーランド政府給費留学(ヤギェロン大学)。1992~2013年、東京外国語大学でポーランド文化を教える。同大名誉教授。著書に『ポーランドと他者』(みすず書房)、Eseje nie całkiem polskie(Universitas, Kraków)、訳書にJ. コハノフスキ著『挽歌』、A. ミツキェーヴィチ著『バラードとロマンス』、S. I. ヴィトキェーヴィチ著『ヴィトカツィの戯曲四篇』(以上、未知谷)、J. イヴァシュキェヴィッチ著『尼僧ヨアンナ』(岩波文庫)、J. コット著『ヤン・コット 私の物語』(みすず書房)、C. ミウォシュ著『ポーランド文学史』(共訳、未知谷)、『ショパン全書簡1816~1830年――ポーランド時代』(共訳、岩波書店)、S. レム著『主の変容病院・挑発』(国書刊行会)などがある。
著者等紹介
プルス,ボレスワフ[プルス,ボレスワフ] [Prus,Boleslaw]
本名アレクサンデル・グウォヴァツキ。1847年フルビェシュフ(ポーランド)生、1912年ワルシャワ没。近代ポーランド語文学を代表する評論家・小説家。ロマン主義を克服しようとするポズィティヴィズム運動の主要な論客、活動家の一人。生涯の大半をワルシャワを中心とするロシア領ポーランドで過ごし、ジャーナリストとしての仕事のかたわら、多様な社会福祉活動を自ら実践した
関口時正[セキグチトキマサ]
東京生まれ。東京大学卒。ポーランド政府給費留学(ヤギェロン大学)。1992~2013年、東京外国語大学でポーランド文化を教える。同大名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
KI
きゅー
chilly
ケイトKATE