内容説明
インドガンガーの河口に広がる大マングローブ地帯シュンドルボン。潮の力が産み出した輝かしい生態系とこの地に流れ込む多様な人々の巡りあい・せめぎあいを背景に、神話・地質学・歴史・宗教・政治・動物行動学・気象・災害・言語学、すべてを包み込み、途方もないスケールで展開される21世紀世界文学の名作。ゴーシュにしか書けない、世界中で愛読される、特別な物語。
著者等紹介
ゴーシュ,アミタヴ[ゴーシュ,アミタヴ] [Ghosh,Amitav]
1956年カルカッタ(現コルカタ)生まれ。ダッカ、コロンボなどで幼少期を過ごす。デリー大学で歴史学を学んだのち、エジプトでのフィールドワークを経て英オクスフォード大で博士号(社会人類学)取得。1984年、デリーで発生したシーク教徒虐殺事件を自ら体験。1986年『理性の円環』でデビュー。1988年『シャドウ・ラインズ』(井坂理穂訳、而立書房)で、インドでの地位を確立。その後アメリカに拠点を移し、『古の土地で』『カルカッタ染色体』(伊藤真訳、DHC)『ガラスの宮殿』(小沢自然・小野正嗣訳、新潮社)『飢えた潮』、さらに阿片戦争の時代を描きだす「アイビス号三部作」(『罌粟の海』『煙河』『炎の洪水』)、『ガン島』と話題作を次々と発表
岩堀兼一郎[イワホリケンイチロウ]
1984年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修士課程修了。2011年より2017年にかけて(株)IHIにてシンガポール、マレーシアに駐在、国際調達・現地プラント工事などに従事。2017年~2019年(独)国際協力機構インド事務所にて、上下水道・電力・防災案件等を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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読書一郎
よだみな
だけど松本