内容説明
「メリイクリスマス」シヅエ子のモデル林聖子が開いた「風紋」は、かつて文壇バーと呼ばれ50余年営業した。著者が風紋閉幕までの20年を常連客たちの思い出とともに振り返る青春記そして太宰治作品の読書指南書でもある。巻末資料として、太宰の思ひ人とも言われいくつかの作品のモデルともなった秋田富子(林聖子の母)の晩年詠、初公開資料!短歌75首を収録!!
目次
はじめに 太宰治は青年だけの文学じゃない!
第1部 太宰文学は何歳からでも読める(「人間失格」という劇薬;青春のはしか、太宰からの卒業;太宰より年長になってしまった;太宰の友人作家たちは卒業生?;四十代以降、太宰文学に惹かれることはあるのか ほか)
第2部 文壇バー風紋青春記(風紋はまだ存在していた!;太宰さんは私に死なないよ、と言ったの;風紋開店四十年パーティー;君はいつか風紋のことを書くんだぞ;啼鳥忌に紛れ込んだのは聖子さんの企み? ほか)
巻末付録 秋田富子詠短歌75首
著者等紹介
南田偵一[ナンダテイイチ]
東京都出身。大学卒業後、フリーターののち編集プロダクション、出版社を経て2007年にパブリック・ブレインを創立。2009年法人化、総合出版サービスに従事する。パブリック・ブレインでは太宰治の書籍刊行、読書系・アート系フリーペーパー「DayArt」を発行。個人として、小説や詩を中心に創作・執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かふ
19
第一部が太宰治のブックガイドで、何歳で読んだらいいか出ている(お遊び程度に)。太宰は「はしか」のように喩えられるが、年取ってから読んでも面白い作品があるという(文学のパロディ作が多い)。 第二部は文壇バー「風紋」は太宰の「メリイクリスマス」に出てくるバーであり令和二年まであったのだが、昭和の文壇を感じさせてくれる作家だけでなく編集者が集まるバーだった。そこに作家志望の著者が太宰の卒論を書くためにそのとき娘とされたお婆さんに出会ってからの交遊録になっている。文学青年の青春物語。2025/01/25
takao
3
ふむ2024/04/01




