内容説明
アリスが語る、アイルランドの村イニシャノン。50年の生活で伝えるべき悲喜こもごも。
目次
角の家
ペグおばさんのリネン戸棚
さようなら、ケイトとロリー
かわいそうな私
元気を回復する時間
思い出の色
ジョニーの廃棄物コンテナ
クラブの分裂
教区のピクニック
歴代の司祭
陽は昇る
宣教師を受け入れる
本に埋もれて
見果てぬ夢
特別な友情
青い万年筆
足元に注意
森をしつらえる
通行する権利
歴史を刻む植樹
教区の年代記
里帰り
コミュニティーの一体感
著者等紹介
テイラー,アリス[テイラー,アリス] [Taylor,Alice]
1938年アイルランド南西部のコーク近郊の生まれ。結婚後、イニシャノンで夫と共にゲストハウスを経営。その後、郵便局兼雑貨店を経営する。1988年、子ども時代の思い出を書き留めたエッセイを出版し、アイルランド国内で大ベストセラーとなる。その後も、エッセイや小説、詩を次々に発表し、いずれも好評を博した。現在も意欲的に作品を発表し続けている
高橋歩[タカハシアユミ]
1967年新潟生まれ。新潟薬科大学教授。英国バーミンガム大学大学院博士課程修了。専門は英語教育。留学中に旅行したアイルランドに魅了され、毎年現地を訪れるようになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なにょう
13
「赤毛のアン」や「大草原の小さな家」をよんでいたので、アイルランドやイギリスの風習・考え方には非常に馴染みがある。アンやローラはヨーロッパから北アメリカへの移民の子孫たちだから。この本も安心して読めた。この著者は移民を送り出して、土地に居残り続けたほう。★製薬会社が多数拠点を構えるアイルランドは、EUの中でも成長著しい国となっていた。あれま。2024/11/09
アカツキ
12
アイルランドのイニシャノン村での悲喜こもごもの出来事を書き綴ったエッセイ。リネン類や本の整理、廃棄物コンテナの話が楽しくて好き。棚作りでブチ切れるお父様、著者がコンテナに出した物をせっせと運び戻す旦那さんのエピソードに笑った。著者が家族について話しているのを読むのが好きだから自伝的小説に手を伸ばすかちょっと悩む。2021/08/25
DEE
8
アイルランドで生まれ現在もそこに暮らす著者。どこか閉鎖的なイニシャノンという村での住人との交流や日々の生活が記されたエッセイ。 こういうエッセイを書く人は日本でもわりと多いけど、著者に対する思い入れが評価のほぼ全てな気がする。 というわけで、なんとなく読み終える。2021/10/25
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