犬と負け犬

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896425994
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

著者等紹介

ファンテ,ジョン[ファンテ,ジョン] [Fante,John]
1909年、コロラド州デンバーにて、イタリア人移民家庭の長男として生まれる。1932年、文藝雑誌“The American Mercury”に短篇「ミサの侍者」を掲載し、商業誌にデビュー。小説の執筆のほか、ハリウッド映画やテレビ番組に脚本を提供することで生計を立てていた。1983年没。享年74歳

栗原俊秀[クリハラトシヒデ]
1983年生まれ。翻訳家。2016年、カルミネ・アバーテ『偉大なる時のモザイク』(未知谷)で、第2回須賀敦子翻訳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

123
裏表紙には不穏な事が書いてある。ミステリーか、破滅的な話か、そこに犬はどう関わるのか、など考えながら本を開くと、全然違うタイプのストーリーが飛び込んできた。舞台はLA~サンタモニカあたり。原題は『My Dog Stupid 』Stupidは犬のことでもあるし、出てくるみんなもそうだし。最初の20ページはもう何度も吹き出しそうになる、バカバカしくて、ハートフルで、なんか切ないオススメの作品。2020/05/17

アン

99
『満ちみてる生』と同様に家族の物語ですが、可笑しみを超え何とも切なく人生の悲哀が漂う作品。中年作家の父親の視点から描かれ、突然居座ることになった大型犬の登場で、妻や子供達たちとの関係が気詰まりな状況に。4人の子供達の将来を嘆き、別の人生を夢見て、父親という立場に苦悶する様子は痛々しい程。仕事に家庭、子育ての責任を抱え、人生は思い通りにならず…。しかし家族を愛してるからこそ、この結末なのかもと。子供達の理想的な成長と現実の違いに戸惑い、わき起こる寂しさ。Stupidと呼ばれる犬が不思議な印象を残します。 2020/07/12

南雲吾朗

67
家族の愛の物語りっと書くと、すごく美しい物語りに聞こえてしまうが…家族を作り、生活する事がどれほど大変でエネルギーがいるか、まさに「愛」が無ければ出来ないっという印象を受けた本。とにかく子育ては大変である。私も、よく父親に「一人で大きくなったような顔しやがって!」と言われて親子喧嘩をしていたが、自分が親になってそういう父親の気持ちが凄く理解できた。ファンテは脚本家だけあって、明確な映像が浮かびやすい文章を書く。読みやすい軽快な文章の中にも美しい表現が埋め込まれている。読んで良かった。良書である。2020/04/11

ちゅんさん

45
犬小説が偶然続く。こちらはとてもよかった。あまり洗練された感じがなく(失礼)だけど読みやすい、主人公が痛々しいけど笑える。家も車もあって妻も子供たちも多少問題はあるものの健康。これになんの不満があるのか私にはわからないが家庭を持って子供を育てるのはそれだけ大変なんだろうな。ジョン・ファンテは生前あまり読者には恵まれなかったようだ。この作品は映画化される(された?)らしいが映画でも面白いと思う。なかなかいい小説だった。ジョン・ファンテもっと読みたい。2020/05/09

りつこ

40
主人公のヘンリーは4人の子どもを持ちポルシェに乗りそれなりの邸宅に住んでいるやり手の作家兼脚本家。しかし最近は小説は書けずテレビの仕事もやる気満々で臨んでも内容にぞっとして逃げ出したり…家族を棄ててイタリアにトンずらすることを夢見る…まさに中年の危機そのもの。「クソ」と罵りたいような男。時折訪れる優しさにほろりとすると、数秒後(数行後)にはまた「やっぱりクソだ」とげんなりする。ハチャメチャさの中にユーモアとペーソスがたっぷり。面白く読んだけど「なんだったんだ?」という気持ちも残る。なんだったんだ?2020/03/27

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