内容説明
未発表評論約130枚!!草森は密かに高校以来の朋友嵩文彦の詩を論じていた。嵩の詩集と草森の評、そして残された嵩の解説。没後10年にして結実。
目次
明日の王
倒立する古い長靴のための緻密な系統図
父
生きてゆくということのなつかしさ
評論 羽根の折れた水鳥―嵩文彦の詩に氾濫する「父」なるものを頭に(心ではなく)念じおきつつ、詩画集『明日の王』の評釈を試みる(草森紳一)
平癒せし折翅の雁にさそふ風(嵩文彦)
著者等紹介
草森紳一[クサモリシンイチ]
1938年北海道音更町にて生まれる。1956年帯広柏葉高等学校卒業。1961年慶應義塾大学文学部中国文学専攻科卒業。1964年婦人画報社の編集者を経て、文筆家となる。2008年東京門前仲町のマンションで心不全のため急逝
嵩文彦[ダケフミヒコ]
1938年北海道網走にて生まれる。1956年帯広柏葉高等学校卒業。1963年北海道大学医学部医学科卒業。2014年50年に及んだ医師生活から離れる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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