著者等紹介
荻原雄一[オギハラユウイチ]
学歴:学習院大学文学部国文学科卒業。埼玉大学教養学部教養学科アメリカ研究コース卒業。学習院大学大学院人文科学研究科国文学専攻修士課程修了。職歴:東京学芸大学講師などを経て、現・名古屋芸術大学教授。俳優座特別研究員兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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万葉語り
30
正直このタイトルとこの厚さなので、読了できるとは思わず借りた。しかし読み始めると面白い。三途の川で光の玉となった子規が、同じく光の玉となった漱石の若いころの純愛をからかい、その様子をその時代に戻って振り返るという設定。しかもそこに、それぞれの作品がきちんと引用されていて、初めて知った漱石の恋の行方を知りたくて、ただ次を追ってしまった。おススメです。2018-332018/02/10
tom
13
ここ2~3年、続けて漱石さんを読んでいたので、その縁でこの本を手に取る。後書きを読んでみると、著者は、漱石の初恋の相手は誰かということを調べていたらしい。そして、その結果を小説に仕立てたのが本書。著者には、この本とは別に、漱石の恋人が誰だったのかの調査研究書があるらしい。そちらの方も読んでみようかと、ちょっと思案中。ついでにいうと、漱石の恋に対する研究者は多数あるらしい。世の中、暇と言えば暇なのだろうと思ってしまった。それにしても、この本のお値段4320円ですぜ。すごいなあ。2018/09/28
りゅっく
9
図書館でタイトルと写真にジャケ買いならぬ表紙借りしてしまった作品。漱石の初恋の相手が陸奥宗光の早世した娘だという!写真もふんだんに入っていて、漱石ファンにはたまらん作品。内容はというといろんな根拠を漱石の作品の色々なシーンにはめ込んでいてまあよく研究されてますなという感じではあるんだけど、物語自体はうすかったかな。ただ私も昔から気になってた坊っちゃんのキヨと明暗の清子問題。私は鏡子夫人へのラブレターと信じたい派です。それにしても陸奥宗光の夫人は美しいなあ~2022/10/07
lovejoy
0
★★★2025/04/04
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- 洋書
- Insurrection
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- 和書
- 建設業コスト管理の極意