血の熱

個数:

血の熱

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年06月17日 11時40分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 125p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896424928
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

未完の大作“フランス組曲”同様イレーヌの死後60年にわたって鞄に眠り続けていた作品だが完成作としては最後の作品。粛粛と巡る水車小屋で突然起こった惨劇。一つ一つ明かされてゆく秘密―「血の熱」は若者たちを何処に駆り立てるのか!?

著者等紹介

ミネロフスキー,イレーヌ[ミネロフスキー,イレーヌ] [N´emirovsky,Ir`ene]
1903~1942。ロシア帝国キエフ生まれ。革命時パリに亡命。1929年「ダヴィッド・ゴルデル」で文壇デビュー。大評判を呼び、アンリ・ド・レニエらから絶賛を浴びた。このデビュー作はジュリアン・デュヴィヴィエによって映画化、第一回トーキー作品でもある。34年、ナチスドイツの侵攻によりユダヤ人迫害が強まり、以降、危機の中で長篇小説を次々に執筆するも、42年にアウシュヴィッツ収容所にて死去

芝盛行[シバモリユキ]
1950年生まれ。早稲田大学第一文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

76
作者の経歴をいったん頭から外してこの小説は読まれるべきだと思う。メロドラマです。大きな秘密とそこから繋がる展開に翻弄された。血の熱は、大部分は地中の中に埋もれているが途切れることなく熱く燃えて居る。そしてある瞬間地表に現われるのだ。まるで血液のように赤く。枯れたようなフランスの田舎の村であっても、人がいる限り血の熱は潜んでいる。100ページ少しの作品だけどなかなか濃厚で読み応えがあった。2017/12/17

キムチ

54
筆者のルックスから入って行く読書はないが、裏表紙の画像を見るだけでパッション50%は頂ける。薄い1冊だが、じわじわっとくる恐れ戦きは半端ない。日本でもある「田舎ののどかな風景に潜む戦慄」ってやつ。舞台が非日常的な風景だ?とはいえ100年前の仏、近代という世相・・人も自然も眠ったような中で、薄目を空けて人を貶めんとはかりごとだらけ。のどかさはかけらもない。血縁地縁の粘つくいやらしさがお好きな向きにはうってつけ。お初筆者だけにそそられた。「完成作」としては遺構とあるがさもあらん。並みのペンでは書けないね。2018/01/09

星落秋風五丈原

49
仲良しの夫婦フランソアとエレーヌ・エラール夫妻と娘コレットと婚約者ジャン・ドラン、そしてエレーヌのいとこシルヴェストルが食後談笑。「自分達も親のような夫婦になりたい」と語るコレット。絵にかいたような幸せな家族図は、この後崩れ始める。エレーヌの父は再婚し、継母は彼女に辛くあたったが、義姉セシルは優しくしてくれた。セシルが引き取った孤児ブリジット・ドゥクロは歳の離れたケチな夫がいながら、若いマルク・オーネと親し気に踊る姿が目撃されていた。ジャンはコレットに彼女と付き合ってほしくないと言う。2016/06/04

やいっち

33
読ませる作品。負のマトリョーシカのような世界。フランスの片田舎の村が舞台。顔見知りの人ばかり。誰彼の素性や人間関係も知悉している。澱んだ空気が息苦しい。今日も明日も同じような日が続く……はずだった、ある死亡事故が起きるまでは。それは実は殺人事件だった。村人たちは、なかった、何も見なかったことにし、平穏な暮らしが続くはずだった。が、2019/02/05

燃えつきた棒

32
ずっと前から僕は「血の熱」を、厄介で飼い馴らすべきものと思っていた。 そんなものよりE・E・スミスのSFに出てくる「純粋知性体」の方がよっぽど好ましかった。 だが、今では人は孤独や死から逃れられないように、「血の熱」に翻弄され続けるしかないような気がする。 たぶん「純粋知性体」すらも。 2016/11/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10810707
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品