著者等紹介
ラム,チャールズ[ラム,チャールズ] [Lamb,Charles]
1775~1834。19世紀前半のロンドンの文学において精力的な詩人、作家、エッセイストだった
ラム,メアリー[ラム,メアリー] [Lamb,Mary]
1764~1847。19世紀前半のロンドンの文学において精力的な詩人、作家、エッセイストだった
牛原眞弓[ウシハラマユミ]
神戸大学文学部西洋比較文学科卒。ロシア文学、英米文学を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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杏子
20
子どもの頃に読んだ記憶のある『シェークスピア物語』の作者と気づいて借りてみた。寄宿舎の生徒になった、少女たちのそれぞれの話を先生やみんなに話して聞かせる形式。それぞれのたどってきた道は平坦ではなく、様々なことがあった。辛いこと、楽しかったこといろいろあったろうけれど、それでも子どもたちはせいいっぱい今を生きている。そのことが伝わってきて、よい作品だと思った。その「今」というのが、ものすごい昔ということに気づくと驚かされるのだけど、時代や国は違っても、子どもの心は理解できる、共感できるということだ。2015/07/11
かもめ通信
17
『シェイクスピア物語』のメアリー・ラムとチャールズ・ラムという姉弟の著作で出版社が“未知谷”、訳者がやまねこ翻訳クラブの牛原眞弓さんだということで手にした本。およそ200年ほど前に書かれた物語ですから少し古めかしいところはありますが、それでも、両親への思い、友への思いだけでなく、うぬぼれや高慢や嫉妬や罪悪感など良いことも悪いことも健気にうちあける少女たちの姿をほほえましく思い、やさしく丁寧に描かれている様をみると心が和みます。装丁がとてもかわいらしく本棚の奥にしまい込むよりも飾っておきたくなる一冊です。2017/11/19
カタコッタ
14
蔵書を断捨離している私ですが、久しぶりに購入しようと思った本。(図書館の本で読みました)作りの品が良く、分かりやすい丁寧な翻訳。何より美しい挿し絵。未知谷の渾身の本作りが伝わってきます。『ガーンジー島の読書会』の始まりがチャールズラムの本から始まるのです。未読だったので興味を持って読みました。子供向けの本でしょうが、充分たのしみました。2020/03/26
timeturner
5
いろいろな立場にある子どもたちの話を集めた短編集になっているので、ヴィクトリア朝の少女たちが置かれたさまざまな状況や暮らしぶりを知ることができ、文化史的にも興味深く読める。グレトナ・グリーンが出てくるとは!2017/12/19
まゆ
5
子どもの素直な心がきらきらしてるそんなお話だったなとほっこりした気分になりました。また絵がかわいい。2016/03/14
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