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出版社内容情報
「メノウちゃんが死んじゃうくらいなら世界なんて滅んでもよくない?」
アカリとモモが消えた。信頼する後輩の裏切りに混乱するメノウは、教典から響くサハラの声に悩みつつも2人を追跡しはじめる。
その頃、アカリとモモは、衝突を繰り返しながらもメノウからの逃亡を続けていた。絶望的にウマが合わない2人による、異世界人×処刑人補佐の禁忌のタッグ。しかし、“メノウ第一主義”な2人がなぜか逃亡中に始めたのは、モモによるアカリ強化スパルタトレーニングで――?
交錯する異世界人、「第四」、そして第一身分。少女たちを待つのは希望か絶望か――。彼女が彼女を殺すための物語、赤に染まる第4巻!
内容説明
「メノウちゃんが死んじゃうくらいなら世界なんて滅んでもよくない?」アカリとモモが消えた。信頼する後輩の裏切りに混乱するメノウは、教典から響くサハラの声に悩みつつも2人を追跡しはじめる。その頃、アカリとモモは、衝突を繰り返しながらもメノウからの逃亡を続けていた。絶望的にウマが合わない2人による、異世界人×処刑人補佐の禁忌のタッグ。しかし、“メノウ第一主義”な2人がなぜか逃亡中に始めたのは、モモによるアカリ強化スパルタトレーニングで―?交錯する異世界人、「第四」、そして第一身分。少女たちを待つのは希望か絶望か―。彼女が彼女を殺すための物語、赤に染まる第4巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
40
モモの手引きによって消えたアカリ。信頼する後輩の裏切りに混乱するメノウは、教典から響くサハラの声に悩みつつも2人を追跡しはじめる第四弾。メノウからアカリを引き離したモモの思惑。アーシュナの力を借りて2人を追うメノウと、交錯する異世界人、「第四」、そして第一身分。二人ともメノウが大好きなのに、なぜか絶望的にウマが合わないアカリとモモの関係には混ぜたら危険感しかなくてもう笑うしかないですけど、各陣営の思惑が入り乱れる中で圧倒的な存在感を見せるメノウの師匠と、メノウたちがここからどう動くのか続巻が楽しみですね。2020/08/06
オセロ
37
アカリを連れて姿を眩ませたモモをメノウが追いかける今回の物語。 基本的にはそりが合わないアカリとモモがメノウのことになると意気投合するコミカルなやり取りが見られる一方で、アーシェナと行動を共にするメノウの方では何やら不穏な動きが。 様々な人物達の思惑が入り乱れる中で、明らかになる意外な真実と謎が謎を呼ぶ展開はワクワクが止まりませんでした。 そして、“処刑人の生きる道”の意味を改めて見つめ直したメノウが導師・陽炎の計画を止めることが出来るのか、続きが楽しみです。2022/05/06
タイコンデロガ級
28
アカリとモモは、アレです。凹凸コンビならぬ凹凹コンビって感じ。 基本噛み合わないんだけど、ズラすと凹んだ部分が実は嵌まり合う。みたいな? アカリが回帰を繰り返している事をメノウが完全に認知したり、今まで幾度か言及されてた「使徒」が登場し始めたり、導師『陽炎』の過去が断片的に明かされたりします。 最後に、メノウは自分は誰かを殺すことしかできないと自嘲しつつ、新しい目的の為に進み始めます。 おそらくこの作品の転機となる巻でしょう。 戦闘シーンは少なかったですが、今までで一番激動の展開だったと思います。2020/08/14
dorimusi
17
モモと一緒に行動になったおかげでアカリの口調のキモさがなくなり、いろいろと設定が仄めかされてきて、おおこれは面白くなってきた!と思ったら、後半で、日本への帰還方法とか魔導の成り立ちとか判明しすぎて、一気に物語終盤感がでた。その上エピローグがまさに俺たちの戦いはここからだなので笑った。あとがきでも触れられてたね。 ここまでの流れから行くとあと1、2巻で終わってしまいそうだけど、引っ張るのかな?メディアミックスも始まったみたいだし。引っ張るネタは龍と星(死んでるけど)と光の概念かな。2021/03/09
ままかり
15
魔導書に精神を宿す事になったサハラ。このままメノウの同行者になるのかと思ったらあっさり反旗を翻して笑った。メノウの行動に茶々をいれるサハラが好きなのでもっと見ていたかったがこれはこれで面白い。一方、共に温泉街に潜伏することになったアカリとモモは喧嘩ばっかりだが根っこは似た者同士なので掛け合いがとてもコミカルに。話の本筋としては四大人災と人災化の真実が判明。黒幕はやはり「主」?。フレアに連れて行かれたアカリを助けるために聖地へ向かうメノウ。格上のフレアにメノウがどう立ち向かうのか楽しみ。★★★★☆2025/09/15