目次
あてのない絵はがき
絵はがき三通
旅はみちづれ
けものたち
キノコを探しに行ってクマにおこられた話
けものみち
ムササビ射ちの夜
三本足の狐
山谷晴天
道具の重み
山の歌
スキー場で
割箸向上へ
白い道
谷間で失った肖像
山の声
岩魚釣り
岩魚の岩太郎
著者等紹介
辻まこと[ツジマコト]
1913年生まれ。本名辻一、詩人、画家。フリーのグラフィック・デザイナーとして文明批評的なイラストをはじめとする多くの作品を残し、山岳、スキーなどをテーマとした画文でも知られる。1975年没
柴野邦彦[シバノクニヒコ]
1943年、東京生まれ。上智大学フランス語科卒。フランス大使館勤務後、イベントプロデュース業等を経て、現在絵描きと、文筆業。Fario Friends of Tokyoおよび日本登攀クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Juichi Oda
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今はもう忘れましたが、何かの本に紹介されていたことから探した作家です。生まれたのは1913年というから丁度100年前。本来はグラフィックデザイナーなんで、画文集というスタイルになっています。 テーマは山。山に生きる人々や動物、鳥などを観察し、伝承や寓話を拾い、詩を書き、著者自身が命からがら切り抜けた強烈な遭難の記録もあります。 山の頂上に立つとか、山に生きることが目的ではなく、山を徘徊しそこで見えるもの、考えたことが丹念に綴られていて、山をブラブラするのが好きな私にとって共感できることの多い本でした。2013/05/28
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