内容説明
電気はもちろん、現代文明の大半を拒否して生きるアーミッシュ。彼らの望みは、聖書に倣って、正しく、心おだやかに暮らすこと、子や孫にもアーミッシュとして生きられる世界を残すこと―。自然に溶け込み、その恵みを享受して三百年近く生きてきたそのシンプルで、ある意味リッチな暮らしぶりの詳細をバーバラおばあちゃんの語りを借りて、ご紹介します。
目次
1 ようこそ、ストルツフス家へ
2 畑にて
3 アーミッシュの四季ごよみと農作業の知恵
4 アーミッシュの台所
5 掃除のコツ
6 ハーブを中心にしたアーミッシュの家庭薬
7 バーバラおばあちゃん、どうしたらいい?
著者等紹介
堤純子[ツツミジュンコ]
1957年生まれ。学習院大学文学部英米文学科卒業後、15年以上翻訳の仕事に携わる。その後現在まで、小学校英語講師、小論文添削指導、及び塾講師として、小中高校生の学習指導にあたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夏子
7
「アーミッシュ」と呼ばれるキリスト教の教えに基づいて昔ながらの生活スタイルを守りながら暮らす人々についての本。おばあさんの語りとそれを補足する文章から構成されていてとても読みやすいです。最初は翻訳された本かと思っていたら日本人の方が実際にインタビューされたりしたのですね。とても丁重な造りの一冊。今現在こういう人生を送る人達もいるのだなと新鮮な気持ちになりました。2018/01/14
CCC
4
徹底したスローライフを送る一派。荒涼とした現代社会、憧れる人も多いかも。ただ個人的にこういった話を聞くと、どうしても二世事情が気になってしまう。自ら望んで選んだ人と、元からそういった境遇にあった人では認識が大きく変わるはず。選ぶ権利が18で与えられるにしても、ある環境に適用するよう育てられてきた人間が、他の環境に簡単に移行出来るとは思えない。はたして『外の世界』を選ぶ自由は本当に与えられているのだろうか。疑問だ。子供視点、脱落者視点への意識も薄すぎる気がする。そう難しく読む内容じゃないかもだけれど。2013/02/13
バーベナ
2
アーミッシュの人たちに触れて、インタビューして出来上がっているので、温かさが伝わる。人間が悩むことは、同じなんだなぁと人生相談を見ていて思った。だからこそ、指針になるものは自分で見つけたい。何度も読みたくなる本。2021/06/22
みこれっと
2
バーバラおばあちゃんの語り、という文体でとてもやさしく読めます。気さくな会話風だけど内容は実用的!真実のカントリーライフとはこういうことか・・・(この方々は宗教に乗っ取ってつつましく暮らしているだけですが)昔の日本の農村にもあった風景を感じます。最後のバーバラおばあちゃんの人生相談は誰にでも当てはまることが相談内容になっていて、参考になります。あったかい本。2016/07/21
ヨハネス
2
前著「アーミッシュ」と同時に借り、引き続き読みました。バーバラおばあちゃんの語りで、より具体的にアーミッシュ生活を掘り下げています。レタスの栽培には血粉がよいとか、葬式に何百人にも提供・用意する食事とか、せっかく書いてくれてもわれわれ非アーミッシュには使える人はほとんどいないと思います。が、どんなに大変か、また貴重な経験の積み重ねが生きているとか感銘は受けます。洗剤を使わない掃除とか石鹸のつくりかたなどはやろうと思えば真似できますね。平和なアーミッシュにも起きる家庭の小さなトラブルの相談もタメになります。2013/11/20
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