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内容説明
コマの否定、吹き出しのみの構成、メタレベルのストーリー、ダンスとのコラボレーション…ほとんど分類不能、クールジャパンの対極のアヴァンギャルド―古くはバタイユがBDのアーナキーさに注目し、70年代に前衛集団「バズーカ」、90年代に前衛漫画集団「ウバポ」、大御所メビウス、ポードワンなどを紹介しながら、第九の芸術と言われるBDの歴史的背景と表現媒体の可能性を見る、待望のBDアヴァンギャルド論。
目次
第1章 BDと「マンガ」
第2章 マンガの誕生?
第3章 娯楽のアナーキズム
第4章 メビウスとその時代
第5章 ウバポ―文学とマンガのあいだ
第6章 BDと自伝
第7章 フレモク―美術とマンガのあいだ
著者等紹介
古永真一[フルナガシンイチ]
1967年生まれ。パリ第七大学留学を経て早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。現在、早稲田大学他非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コウみん
1
ベー・デーというのはヨーロッパの漫画を意味する。 フランスの漫画のバンド・デシネなどがその種類だ。 ヨーロッパの漫画とかアニメは昔から芸術的に認められている。数多くの日本マンガでもその影響を受けた作品が多い。そんなベー・デーについて知りたいなら読んでみてもいい。 2018/12/29
あんすこむたん
1
BDというものについて詳しく書いたもの。作品の選出に偏りはあるかもしれないが、実験的なものも含んだものであることが分かる。2018/08/26
ねこつばき
0
「フランスのまんが」に比べたら断然しっかりと書かれているのだが、扱う作品が偏ってる感が否めない。この本の前にきちんとBDの歴史、多様さを俯瞰的に紹介する本が必要だったのではと思わないでもない。2010/12/10
Chicken Book
0
最初こそ「漫画文化論」の復習になったけど、後半は哲学とか文学の専門的な考え方が入ってきたり、細すぎる作品紹介があって読み飛ばしてしまった。2021/01/22
tkm66
0
資料2011/02/05