内容説明
鎌倉時代に始まる武士の時代、ここに日本という国の骨格、文化の形と心、武士道を鑑とする倫理観が形成された―政治の首都を東国へ、実権を朝廷・公家から武家へ移し、約140年に及んだ鎌倉幕府―頼朝登場から源平合戦、執権北条氏、国難元寇、後醍醐天皇の倒幕計画、新田義貞の挙兵と幕府滅亡まで、日本史上、濃密長大な人間ドラマを通して現在に通底する水脈を探る。
目次
序 鎌倉時代の政治文化
第1部 前期―源氏の時代(源平の盛衰;鎌倉幕府創建;頼朝の時代;頼家の時代;実朝の時代)
第2部 中期―北条氏の時代(尼将軍・義時の時代;泰時の時代;時頼の時代)
第3部 後期―国難の時代(時宗と元寇;貞時の時代;高時と幕府滅亡)
著者等紹介
山口俊章[ヤマグチトシアキ]
1936年東京生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了。71‐72年フランス留学、87年日本学術振興会よりフランス国立科学研究センター出向。元神戸大学大学院文化学研究科教授(フランス文学・思想、政治文化)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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