内容説明
クラスの子に誘われホタル狩りに出かけた原田先生。どれがオスでどれがメス?どうして光るの?何を食べているの?子どもたちの質問に先生は答えることができません。徳島県は美郷村、中枝小学校の原田先生。受け持ちの児童と一緒にホタル研究のはじまりです。六年生四十三人とのホタル研究は、学校から地域へ、地域から県へ、そして国へ…。ホタルと自然を守り、卵から成虫までを見守った、すべてを自分の目で確かめた観察の全貌。小学校高学年から。
目次
1 研究の出発(宿直の夜;光のふぶき ほか)
2 美郷と川とホタルたち(ホタルのふるさと;川の先生 ほか)
3 朝のこない夜はない(第一の失敗;第二の失敗 ほか)
4 卵から幼虫へ(バトンタッチ;ホタルの家 ほか)
5 幼虫からさなぎへ(幼虫がんばれ;かしこい幼虫 ほか)
6 光のフィナーレ(よろこぶのはまだはやい;春よこいはやくこい ほか)
著者等紹介
原田一美[ハラダカズミ]
1926年徳島県生れ。徳島師範学校本科卒業。以後県内の小、中学校で教職にたずさわり、徳島市、県の教育委員会などに勤務。1987年3月、徳島市富田小学校を最後に退職。現在は執筆を中心に活躍して、その講演には定評がある。元日本児童文学者協会徳島支部会長、徳島ペンクラブ理事。主な作品に『出会いがあって』(第1回石森延男児童文学賞受賞)ほか随筆集など多数。作品は毎日新聞、徳島新聞等主催の読書感想文コンクールの課題図書となっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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