内容説明
現代イタリア詩人たちの、珠玉のことば、永遠の一瞬、美しいひびきが、善き思索のひかりとなってふりそそぐ詩抄―巻末には、ヴィスコンティ『熊座の淡き星影』の原詩をめぐる短篇エッセイ、レオパルディの故郷レカナーティ紀行などを配した訳者鍾愛(しょうあい)のイタリア現代詩逍遙の小径。
目次
1 イタリア現代詩抄(アルダ・メリーニ;マリーア・ルイザ・スパツィアーニ;サンドロ・ペンナ;アメーリア・ロッセッリ;アンドレーア・ザンゾット;マーリオ・ルーツィ)
2 エッセー(ふと異界が…;ヴェルディがオペラで…;詩の住む街;ヴィスコンティとレオパルディ)
3 レオパルディ『妹パオリーナの結婚によせて』註釈
著者等紹介
工藤知子[クドウトモコ]
東京生まれ、横浜に育つ。東京外国語大学大学院ロマンス系言語修士課程修了。1972年から札幌市在住。翻訳家。長年、札幌大谷短期大学でイタリア語の教鞭をとる。NHK文化センター(札幌大通り教室)イタリア文学講師。北海道立文学館ウィークエンド・カレッジでイタリア語講師。専攻は、詩人ジャコモ・レオパルディ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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