内容説明
本書では一九二〇年代から活躍した何人かの軌跡とその文学的意義をさぐり、またそれを可能なかぎり現在の視点で記述しようとつとめた。
目次
1 詩人群像―戦前から現代まで(みちのくの詩人たち;続みちのくの詩人たち;工藤正廣氏のアヴァンギャルド方言詩―『なつかしい終わりと始まり』を読む)
2 北奥詩の吟味(宮澤清六氏の朗読法をめぐって;津軽方言詩縁起;三つのオレンジへの恋;『追憶帖』礼讃;幻想の秩序―一戸謙三詩における日本的シュルレアリスム;一戸謙三の詩学―『日本音數律論』余話)
3 解体する自然―流竄と郷愁と(和泉幸一郎のためのパスティシュ;海の抛物線―村次郎)
著者等紹介
坂口昌明[サカグチマサアキ]
1933年6月、東京都に生まれる。大田区雪ヶ谷に育ち、戦中・戦後に長野県で疎開生活を送る。57年から65年にかけ詩誌「山の樹」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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