内容説明
長老猫の介護で自分が本当にやりたかったことを見つけた妹猫ハンナは仔猫の食育や躾に励んで輝いている。すっかり貫禄をつけた赤獅子はオニイサン猫と住み分けてボスとなり悠々自適の毎日を送る。ひょんなことから長老猫の秘密に満ちた過去が明かされ、すっかり衝撃を受けるクロチビ。平穏な生活の中、オス猫宣言をしたマイケルは育児放棄した無責任なギス子母さんの息子ギス男を連れて、本当の猫好を探す旅に出た。ようやく愛する野田先生の家に帰り着いた彼には、その後の運命を左右するような大事変が待ち構えていた…地方の小都市に生きる人と猫の一年…執筆に五年余の歳月をかけた三部作完結。
目次
第1章 春が来た、春が来た、どこに来た
第2章 春すぎて夏きにけらし…
第3章 秋きぬと目にはさやかに見えねども
第4章 秋深し隣は何を…
第5章 冬が来た…
第6章 春よ来い、はやくこい…
著者等紹介
高柳英子[タカヤナギエイコ]
1948年、福岡生まれ、ドイツ児童文学翻訳家、2006年『正しい猫の数え方』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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