内容説明
ポーランド文学に永続的な形を与えたのは十六~十七世紀の「黄金時代」であり、本書の約半分は、ヨーロッパの舞台にロマンティシズムが登場する以前の文学現象にあてられている。ポーランド語以外の諸言語、とくにルテニア語と呼ばれた東スラヴの言語(ポーランド語でもロシア語でもない)の役割が考慮されている。
目次
第1章 中世
第2章 十五世紀―中世後期
第3章 人文主義と宗教改革―十六世紀と十七世紀初頭
第4章 十七世紀―対抗宗教改革とバロック
第5章 十八世紀前半―「ザクセンの夜」
第6章 十八世紀後半―啓蒙主義
第7章 ロマン主義
第8章 実証主義
第9章 若きポーランド
第10章 独立ポーランド―一九一八~一九三九
第11章 第二次世界大戦と人民ポーランド最初の二十年
著者等紹介
関口時正[セキグチトキマサ]
1951年生まれ。東京都出身。東京大学大学院人文科学研究科修士課程(比較文学比較文化)修了。東京外国語大学総合文化講座教授。ポーランド文化専攻
西成彦[ニシマサヒコ]
1955年生まれ。兵庫県出身。東京大学大学院人文科学研究科博士課程(比較文学比較文化)中途退学。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。比較文学専攻
沼野充義[ヌマノミツヨシ]
1954年生まれ。東京都出身。東京大学大学院人文科学研究科博士課程(ロシア語ロシア文学)中途退学。東京大学大学院人文社会系研究科教授(スラヴ語スラヴ文学研究室)。ロシア・ポーランド文学専攻
長谷見一雄[ハセミカズオ]
1948年生まれ。東京都出身。東京大学大学院人文科学研究科博士課程(ロシア語ロシア文学)中途退学。東京大学大学院人文社会系研究科教授(スラヴ語スラヴ文学研究室)。ロシア・ポーランド文学専攻
森安達也[モリヤスタツヤ]
1941年生まれ、1994年死去。東京都出身。東京外国語大学露語科卒、東京大学大学院人文科学研究科修士課程(西洋古典学)修了。西洋古典学、スラヴ文献学、キリスト教史専攻。東京大学教養学部教授(物故時)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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