内容説明
愛車ドブネズミ号で全国を駆け、地方の農村を実地に調査し、中国、ヨーロッパ、東南アジア、南氷洋にまでフィールドワークを広げ、生涯現役を全うした放浪作家・きだみのる。きだみのるの晩年の時をともに過ごした毎日新聞記者が、きびしく自由・独立を生きた「孤高の自由人像」を、ありのままにあたたかな視線で描く。
目次
第1部 一所不住の放浪(雄勁の旅人との出会い;檀一雄との美しき友情;「気違い部落よ、さようなら」;世界部落連合のユメ;反俗、独立不羈の生涯)
第2部 生きている きだみのる(根底者;大いなるファーブル『昆虫記』の訳業;若き対話者―仏文学者阿部良雄氏とともに;地方文化の根を掘れ;漂泊を海と石に刻む ほか)
著者等紹介
北実三郎[キタミサブロウ]
本名・佐藤章。1932年岩手県生まれ。毎日新聞東京本社地方部記者を経て、日本現代詩歌文学館建設に携わり、同文学館振興会副会長、同事務局長を歴任、2001年退職、現同評議員。日本ペンクラブ元会員。岩手県北上市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
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