内容説明
新免武蔵に関しては、正確な記録はない。「武将感状記(生・続)」「新免武蔵先生伝記」「武蔵論」等々、人々の見聞が伝承変化していくつもの伝説が生まれた。菊池寛は武蔵を単なる剣術使いの英雄とは見ず、さまざまな異説を武蔵自身の手になる三つの著作『独行道』『兵法三十五個条』『五輪書』に照らしてその真実相を明示する。剣に学び経験を深めて己れを鍛え上げ、思想にまで昇華する人物像だ。われわれの抱く宮本武蔵像の源流がここにある。吉川英治など現代武蔵像の原型となった論攷、初の単行本化。
目次
剣聖武蔵伝
英雄伝(英雄漫談;日本英雄論)
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