内容説明
125年前の道徳教材!先人の後ろ姿は、私たちに「人の生きる道」を教えてくれる。明治時代の小学校教師が集めた「史実に基づく道徳教材」(全3巻)の復刻。先人の姿が語る「生きる道」―計50話を収録!
目次
人民、国家に報ゆるの適業は農作なり
一片の工夫、よく闔村の富を致す
孝子は長く世に尊ばる
人は天に代わりて厚生利用を図らざるべからず
知識に男女なし、事物の発明は人を限らず
艱難と戦うて勝たざる者は真の勇者にあらず
平素事物に意を注ぐ人は世の進歩に後るることなし
泰山は一巻石の多きなり、千金は一厘銭の集まりたるなり
国を富ますの術他なし、物産を興すにあり
実に世を益するの心ある者は富めども奢らず〔ほか〕
著者等紹介
廣池千九郎[ヒロイケチクロウ]
慶応2年(1866)3月29日、大分県中津市生まれ。青年期に教育者として初等教育の普及に取り組み、未就学児童のための夜間学校開設や、道徳教育の充実を目的とした『新編小学修身用書』の発行、日本初の教員互助会の設立などにも尽力した。さらに地方史の魁となる『中津歴史』を執筆、のちに『古事類苑』(日本最大の百科史料事典)の編纂に携わるとともに、「東洋法制史」という新しい学問分野を開拓、大正元年に独学で法学博士号を取得した。大正15年、『道徳科学の論文』を完成させ、総合人間学モラロジーを創建(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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