内容説明
現在の日本人の多くは、輝かしい未来への扉から締め出されているような気分におちいっているのではないか。だが、その扉を開ける鍵は、ちゃんと自分たちのポケットの中に入っている。父母や祖父母から受け継いだその鍵に気づかないまま、途方に暮れているのが今の日本人の姿ではないだろうか。本書がその鍵を探り当てることに、少しでも役立つことを祈る。
目次
第1部 自国の歴史と文化を見つめる(基調発言)(韓国人から見た日本のアイデンティティー(呉善花)
二つの憲法と日本の主体性(八木秀次)
歴史から見た日本文明の特色(高森明勅))
第2部 明日の日本を築くのは私たち(討論)(パネリスト=呉善花/八木秀次/高森明勅)(日本的な美意識、感性;評価すべき明治憲法;日本文明の成熟性 ほか)
第3部 日本の国柄を知るために(参考論文)(世界的に特異な「平等共同体」としての日本(呉善花)
日本国憲法の功罪(八木秀次)
国内外で高く評価された明治憲法(八木秀次) ほか)
著者等紹介
呉善花[オソンファ]
評論家。拓殖大学日本文化研究所客員教授。韓国・済州島出身。1983年来日、東京外国語大学大学院修士課程修了
八木秀次[ヤギヒデツグ]
高崎経済大学助教授、慶応義塾大学講師。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程中退。専攻は憲法学、思想史
高森明勅[タカモリアキノリ]
国学院大学講師、麗沢大学講師。麗沢高校、国学院大学卒、同大学院博士課程神道学専攻単位取得。専攻は神道学・日本古代史
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感想・レビュー
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