出版社内容情報
はなればなれになった家族を探す旅をするライオンが最後に出会ったものとは。大草原を生きる逞しいライオンと優しい少年の物語。
内容説明
ほしたちはきょうも、かたりつづけています。ワンダとぼうやのものがたりを。そうげんでいきるたくましいライオンとやさしいおとこのこのおはなしを。
著者等紹介
小手鞠るい[コデマリルイ]
「詩とメルヘン」の編集長を務めていたやなせたかしに見出されて、詩集『愛する人にうたいたい』で1980年代に詩人として出発し、1993年「海燕」新人文学賞、2005年『欲しいのは、あなただけ』(新潮社)で島清恋愛文学賞、2009年絵本『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(講談社)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。絵本、児童書、小説、エッセイ集など著書多数。1956年岡山県生まれ。ニューヨーク州ウッドストック在住
たかすかずみ[タカスカズミ]
絵本や童話の挿し絵で活躍しており、やわらかなタッチのパステル画に定評がある。1957年福岡県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぱお
20
私は、悲しくてたまりませんでした、2019/09/18
ねなにょ
17
これは、ちょっと悲しい絵本。川でおぼれかけていたライオンの赤ちゃんを助けて、元気になったので草原に帰す…正しいことかもしれないけれど、心の方が納得できない部分も。草原でのワンダの孤独、更にラストが悲しすぎる😢2021/06/25
ヒラP@ehon.gohon
15
おもちゃ図書館で読み聞かせしました。大人の読み聞かせ。2020/09/02
Cinejazz
9
〝河で溺れかけていたライオンの赤ちゃんを救って、家に連れて帰ったお父さん。お父さんの坊やは、赤ん坊に<ワンダ>と名前をつけて、ふたりは朝から晩まで一緒に遊ぶ、大の仲良しになりました。駆けっこしたり、絵本を読んだり、夜空の星を数えたり・・・。ある晩のこと、ワンダが眠りにつくと、お父さんが坊やの傍へやって来て「あした、ワンダを草原に帰してくる・・・ワンダの家族は、草原にいるんだよ」お母さんが言いました「ここは、ワンダのおうちじゃないのよ」〟・・・家族を探し求め続けたワンダと坊やとの再会・・・その愛情物語。2024/03/18
HNYYS
7
図書館本。リアリズムな小学生には、おかしいと反論されてしまいましたが、ワンダの環境があまりにも不遇で、柔らかなタッチがより悲しさを引き出しているように思えました。2020/01/17