内容説明
上州の人たちは短気、熱しやすく冷めやすい、義理堅い、頑固などといわれる。そうした上州人気質は「かかあ天下とからっ風」に代表される風土と歴史が作り上げてきたもので、現在の群馬県民にもしっかりと受け継がれている。だがこの気質、「地域に一体感を持たせる」という点では諸刃の剣となる。群馬県は「保守王国」としてひとつにまとまっている印象があるが、一方で、各地域の主張が強くて一枚岩になりづらい側面もある。さらに地域内で意見の相違や対立があるのもザラ。実際はバラバラ以上にバラバラだから、いびつな地域分けや境界線が県内各所にできてしまっているのだ。前橋と高崎のライバル関係、市町村合併の後遺症、再開発事情、観光問題などなど、エゴとエゴ、意地と意地のぶつかり合いが今日もどこかで繰り広げられている群馬。スリルにあふれてはいるけれど、ホントにこれで大丈夫なの?
目次
第1章 群馬県ってどんなトコ?
第2章 今の群馬はどうやってできた?
第3章 勝った負けたで一喜一憂する群馬県民
第4章 真ん中がポッカリと空いている中毛
第5章 何でもかんでも高崎に吸い取られる西毛
第6章 異文化コミュニケーション溢れる東毛
第7章 問題ばかりで揺れまくる北毛に光はさすのか?
第8章 群馬県はイマイチ感を払拭できるのか?
著者等紹介
岡島慎二[オカジマシンジ]
1968年生まれの雑食ライター兼編集者。『日本の地域批評シリーズ』では群馬県の他に茨城県と栃木県も担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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