内容説明
板橋区はマイナーだ。東京23区でも有数の「特徴のない地味な土地」である。そもそも東京に板橋という街があることを知らない人も多い。特徴を探ってみると、生活保護者数が多く治安が悪い…。鉄道駅は多いのに、複数路線が乗り入れるターミナル駅は皆無で各地が分断されている。そんなデータばかり出てくるのが、板橋区である。だが、板橋区は都内でも有数の「住みやすい」街だ。強力な商店街は大資本の量販店よりさらに安く、そこら中病院だらけなので健康面でも安心。近年ではマンション開発が進み「板橋価格」で新築の広い家に住める。問題点も多いが、同時に一種の「楽園都市」でもあるのが板橋なのである。本書は、豊富なデータ分析と取材から、なぜ板橋区はこのように特殊な街となったのか、その謎を解き明かす一冊である。
目次
第1章 板橋区って東京だったよね?(板橋区って何でこんなに無名なのよ?;板橋区って地味なのに貧乏人だけやたらと目立ってない? ほか)
第2章 歴史的に「道」に支配される板橋区(千年にわたって珍走団(暴走族)に悩まされる板橋区
日本を代表する大気汚染地域・板橋の空気はヤバい! ほか)
第3章 バイタリティがありすぎの板橋区の商店街(コンビニや100円ショップが通用しない!恐るべき板橋の商店街!;普段でも安いのに特売とくりゃ…とにかく何でも叩き売り ほか)
第4章 板橋区民はどんな生活をしているのか?(板橋区の家賃は安い?ウソかマコトか調べてみた;板橋区民は働きたいのか!働けないのか!働かないのか! ほか)
第5章 「わたしたちの板橋」の真実って?(板橋区の抱える問題は利点とセットになっていた!;外国人犯罪が多いというのはウソ!今じゃ国際化モデル地域! ほか)
著者等紹介
荒井禎雄[アライサダオ]
1975年生まれ。フリーライター・プランナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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