内容説明
イタリアのベストセラー作家L・デ・クレシェンツォには、人事万般で無縁なものはない。本書では女性美を追究すべく神話世界に測鉛し、幾多の古典的な恋愛ペアを範例にして、なぜ女性の方が男性よりも頻繁に見捨てられるのかを追求する。劇的な性の歴史物語へのクレシェンツォの概観は機知に富み、刺激的であり、往々にして挑発的にもなっている。古典を現代の視点から考察しようとする野心作であり、パルマ・ドーロ賞(1999年度)にも輝いた。
目次
女は違う
女は男よりも美しい
セックス
愛
レスビアンの愛
売春
卑猥な言葉
女性哲学者たち
歴史の中の女性たち
小休止―誘惑された遺棄されて〔ほか〕
著者等紹介
デ・クレシェンツォ,ルチャーノ[デクレシェンツォ,ルチャーノ][De Crescenzo,Luciano]
1928年8月18日、ナポリ生まれ。イタリアの作家、映画監督、役者、TVディレクター。元IBMイタリア支社長。市民哲学者として知られている。『神話世界の女性群像―現代の視点から古典を読む』でパルマ・ドーロ賞(1999年度)を受賞した
谷口伊兵衛[タニグチイヘエ]
1936年、福井県生まれ。元立正大学教授。現在翻訳家。(記号論・文芸学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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