内容説明
この著者はすっかり世間に背を向けてしまっている。それでいて、世間への関心度の深さはどうだ！彼は、とことん、此の世に惚れ込んでいる。新限界に躍り出た男の証言！六十五万三千字にこめた、魂魄。
目次
第１章 原生人類のダイナミズム―原始的人間復帰への試み
第２章 御詠歌ノクターン
第３章 めざめよ、阿呆共！
第４章 悪魔も故郷に帰ると天使になる
第５章 人と同じことしかやれない奴はぶち殺せ！
第６章 断絶の知性
第７章 天使の眼を具えた怒れる虎―ウイリアム・ブレイク論
第８章 芸術的傾向の試論
第９章 アフオリズム
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無能なガラス屋
3
「私は既に、私を生んでくれた親と縁を切っている。ターレスやアルキメデス、イザヤ、アモス、ハバククの養子となるために、生みの親と縁を切ったのだ。」／「彼に適した職業は何一つなかったが、一つだけ、つまり、彼自身の使命に仕える秘書という仕事には、見事に適性を示した。」2022/12/25
