感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アヴォカド
21
よくぞこんな地味な本を出してくれたなー、と思う。著者こそコルム・トビーンだけれど、あまり有名とは言えない詩人エリザベス・ビショップについての本だ。ビショップの詩における語られなかったこと、隠されたものについての。なんでもそうだけど、語られなかったこと、隠されたものの中にこそ、真実や本当に言いたかったことが潜んでいるものだよね。2020/01/09
Shun'ichiro AKIKUSA
3
こういう本が出版できるとは。2020/01/21
Mipo
1
アイルランドの作家、コルム・トビーンがエリザベス・ビショップの人生と作品について丁寧につづったエッセイ。ビショップは過酷な喪失経験をかかえながら詩作をした。その作風は語らないことで語るのが特徴である。「隠されたことに真実がある」「声には出さないで表現するのが究極の言葉」といういいまわしにしみじみとした。2022/12/03
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