内容説明
美しい海山の景色と一体化した避暑地だった鎌倉。皇族や華族、財界人、文化人たちが優雅に暮らしていた鎌倉。明治期の近代化の華やぎをいまに伝える歴史ある建物から見どころある戦後の建築物まで、計50件を紹介。古きよき建築をめぐり、鎌倉の奥深い魅力に触れてみませんか。
目次
解説 鎌倉近代の建築遺産
鎌倉洋館「ビッグスリー」
公共建築
洋風住宅・医院
和風住宅
和洋共存住宅
商店・オフィス
ホテル・旅館
教会・寺社建築
戦後建築
著者等紹介
吉田鋼市[ヨシダコウイチ]
1947年、兵庫県姫路市生まれ。工学博士。横浜国立大学名誉教授。2015年、第六四回神奈川文化賞(学術)受賞。専門は西洋建築史・近代建築史。1982年から85年まで行われた「神奈川県近代洋風建築調査」に携わり、その後も「鎌倉市洋風建築物の保存のための要綱」に基づく重要建築物の実測調査を継続して行った。その成果は鎌倉市発行の『神奈川市景観重要建築物等指定調査報告書』(2013年)にまとめられ、鎌倉市の景観保護の指針となっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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組織液
5
鎌倉市にある近代建築が50件ほど簡単に紹介されています。鎌倉行くんでちょっと参考にしてみました。関東生まれでもないんで近代の鎌倉のことなんてなにも知らなかったんですが、風光明媚な保養地として結構活気があったみたいですね。鎌倉文学館、古賀邸、旧・華頂宮邸の鎌倉洋館「ビックスリー」くらいはもう少し解説欲しかったかなぁ。2022/03/05
Gaudi
0
岡山市街地では、今後古いビルを取り壊して、新しく複合施設ビルを建築する計画が何ヶ所もあるそうです。 映画館の岡山メルパ、食料品市場の岡ビル、岡山ロイヤルホテル、一時期はよしもと芸人も来た三丁目劇場。 その多くは住宅マンションと商業施設との複合ビルに姿を変えるそうで、まったく味気ない話です。2022/02/01