目次
第1章 『言海』の体例(「本書編纂ノ大意」;「凡例」;「索引指南」)
第2章 見出し項目について(『言海』が見出し項目に採った語、採らなかった語;「{」が附された見出し項目;+が附された見出し項目)
第3章 語釈(直下に漢字例が置かれていない見出し項目;直下に複数の漢字列が置かれている見出し項目;和用・和漢通用・漢用;「~ニ同ジ」という語釈;語釈中の仮名書き漢語;語釈中の仮名書き漢語;語釈における振仮名の機能)
第4章 他の辞書体資料との対照(近藤真琴『ことばのその』との対照;物集高見『ことばのはやし』との対照;『和漢雅俗いろは辞典』との対照;漢語辞書との対照)
終章 『言海』の資料性
著者等紹介
今野真二[コンノシンジ]
1958年、神奈川県鎌倉市生まれ。高知大学助教授を経て、清泉女子大学文学部教授。日本語学専攻。早稲田大学大学院博士課程後期退学。著書に『仮名表記論攷』(第30回金田一京助博士記念賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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志村真幸
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『言海』という明治期に編まれた大辞書は、さまざまに研究されてきた。しかし、本書のように明治期の日本語に迫る手がかりとしての研究は、なされてこなかったのではないか。なるほど言われてみれば、辞書には同時代の「ふつうの」日本語が収められ、当時のひとたちに分かりやすいように定義されているはずである。 見出し語にとった語ととらなかった語、漢語との関係、語釈におけるふりがな、凡例や索引から読み取れることなど、鋭い切り口が次々と提示され、興奮する。 同時代の他の辞書群との比較も。 2021/08/04
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