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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼのまり
6
日本と遠く離れたブラジルに移民として渡り、死と隣り合わせに近い状況の中でも力強く生き抜いてきた日本人の方々への取材の様子、人々の想いを綴った1冊。ご本人がブラジルに移住し、映像作家としてフリーで活躍されていることもあり、思わず目頭が熱くなる。本職の映像の方も見てみようと思う。2013/08/30
Joao do Couto
4
ドキュメンタリー作家による取材記。ブラジル日系移民が、取材対象としてではなく、一友人として取り上げられているところに好感がもてます。八月に都内で上映会があるらしいので、参加してみたいと思っています。2013/07/15
塩崎ツトム
3
なにげなく本屋で買ったけれど、この本はすこぶる面白い。作者が商業向けにもなる映像ドキュメンタリーの制作の専門家なだけあって、ブラジル移民となった人々のエピソードを、うまく清濁甲乙混ぜて語ってくれている。2015/09/26
ハチアカデミー
2
自分の無知をさらけ出すが、まず戦前ではなく戦後にブラジルに渡った日本人移民が多かったという事実に目を開かされた。エネルギー革命によって炭鉱が閉鎖され多くの人々が職を失い、一部の人々が新たな職場を求めブラジルに渡る。ドキュメンタリー映像作家でもある著者は、取材体験を基に、移民からおよそ50年後のいまなおブラジルで生活する人々の過去と現在の生活を紹介するのだが、親戚のおじさん・おばさんを紹介するかのような距離の近さがある。ブラジルの「いま浦島」さんこと西佐市さん、シネマ屋小泉照男さんの二人が印象に残る。2015/04/25
ぶっちゃん
2
一年越し、やっと読了です。 『日本から離れた方が日本の国力が衰退の道をたどってるのが見える』怖いことです。 でも、この移民の方々のように人生をどう生きるかは、私たち一人一人次第でもあるということも教えてくれてる気がします。2015/03/08