内容説明
『とはずがたり』の作者後深草院二条が歩いた鎌倉訪問の道筋は?当時の鎌倉幕府の正確な位置はどこか?鎌倉在住の著者が、素朴な疑問を考証した新たな鎌倉考。
目次
1 『とはずがたり』巻四・私注(「極楽寺といふてらへ…」;「御こしさかさまによすべし…」―将軍惟康親王の上洛をめぐって;「さがみのかみのすく所のうち…」;「たゞいま御所をいで給…」―鎌倉御所考;「をしでのしやうてんと申すれいぶつ…」―「をしでのしやうてん」再説;「都の方へ帰り上りなんと思ひ…」―後深草院二条と飯沼資宗、続歌のことなど)
2 『東関紀行』『十六夜日記』注解(『東関紀行』―「湯井の浦といふ所にあみだ仏の大仏…」;『十六夜日記』―「山寺の傍なれば…」)
3 「馬道」考(「馬道」考―『とはずがたり』巻四の「わか宮のめんだう」を端緒に;「馬道」考補説)
著者等紹介
鈴木良昭[スズキヨシアキ]
1932年2月、神奈川県生まれ。専門は国文学。55年より、神奈川県内中・高等教育機関に勤務。99年6月、神奈川県立衛生短期大学長任期満了により退任。現在、神奈川県立衛生短期大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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