内容説明
離婚した夫婦間等で起こされる「子の引渡し」事件の実例を紹介しつつ問題点とあるべき制度論を詳解。事件に携わる裁判所関係者はもちろん、弁護士、研究者にとっても実情を把握・理解するための必読書。
目次
序章 テーマの動機とアプローチの方法
第1章 「子の引渡し」問題の発生と裁判
第2章 「子の引渡し」の履行に関する理論と問題点
第3章 「子の引渡し」の強制執行の現実
第4章 他国の「子の引渡し」についての対応
第5章 民事執行法以外の民事事件における強制力をもつ国内法
第6章 子の福祉を考えた「子の引渡し」はどうあるべきか
終章 「子の引渡し」の目的を達成するために
著者等紹介
杉山初江[スギヤマハツエ]
昭和33年生まれ。昭和54年鎌倉女子大学短期大学部卒、最高裁判所秘書課事務官(昭和58年退職)。平成12年横浜地方裁判所執行官室事務局員(現職)。平成14年慶應義塾大学文学部卒。平成20年慶應義塾大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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