内容説明
読書がこんなにも面白いものだったなんて…それにしても本は無限、人生は有限。さて、どうしたものか!?閑人になって見つけた気ままな愉しい読書術。
目次
年月を経てもう一度読んでみると…―太宰治『十二月八日』
太宰治嫌いの三島由紀夫の言い分―三島由紀夫『小説家の休暇』
ラテン語をわがものにしたくなる―逸身喜一郎『ラテン語のはなし』
今朝の新聞の評論欄を読んでいる気がしてくる―カント『永遠平和のために/啓蒙とは何か』
数学は抽象的だから普遍的である―草場公邦『線型代数』
まるで『坊ちゃん』のように威勢がいい―丸山眞男『丸山眞男講義録 政治学』
もっとも明快な視野構造を提案―澤井敦『カール・マンハイム』
心に沁みるそれぞれの時代の贈る言葉―漱石・賢治・太宰・陽水ほか『学生諸君!』
万感の思いの込もった言葉―丸山眞男『昭和十八年度最終講義における学生を送る言葉』
アナベル・リイときこえしか―大江健三郎『読む人間』〔ほか〕
著者等紹介
横倉弘行[ヨコクラヒロユキ]
1939年茨城県に生まれる。1957年水戸第一高等学校卒業。1962年一橋大学経済学部卒業。現在、中央大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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