内容説明
写真家・にのみやさをりの創作日記。魂に寄り添う写文集。
目次
冬咲花―1通のメールから
虚影―それでも歩き続ける
冬海景―生きていてくれてありがとう
緑破片―決して終わりが来ないからこそ
領域―私が私になれる場所
鎮歌景―沈黙を越えて、今
花流季―自分を大切にするということ
著者等紹介
にのみやさをり[ニノミヤサオリ]
1970年生まれ。1997年、初めてカメラを手にする。最初に手にしたのは中古のPENTAX SP‐F、フィルムは最初からフィルムが生産中止になるまでTmax3200だけを使用。2001年より年に一度のペースで、東京都国立市の喫茶店「書簡集」にて個展を催す。2007年より性犯罪被害者らと共に「あの場所から」に取り組み始める。2010年夏、性犯罪被害者サポート電話「声を聴かせて」の活動を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomoki Hidaka
1
正直に言うと、男である自分には全く想像出来ない世界だった。ただ、少なくとも、性被害者に対して「何か出来る筈」というような傲慢さは消し飛んだ。2015/05/09
あきぷぅ。
1
(図書館)幸いなことに、わたしは被害者ではない。(本当に怖いときに声が出ないというのは経験済み)でもこれから被害者になる可能性も、あるわけで。周りの人から相談を受けたこともないけれど、相談すらできないでいるのかも知れない。もし話を聴く機会があったなら、この本に書かれていた内容は私の想像を超えていたから、無理な相づちやコメントを挟まず「聴く」に撤したいと思う。2011/11/12