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内容説明
韓国でも日本でも、私を待っていたのは強制送還に怯える日々と苦悩の収容所生活だった。北朝鮮難民みずからが語る衝撃の真実。
目次
序章 命がけの船出―いかにして日本に密航したか
第1章 北朝鮮「収容所国家」のすべて―全身全霊を首領様に捧げた35年(憧れの人民軍兵士に;党員への道を順調にのぼる ほか)
第2章 「新たな祖国」韓国に裏切られる―権力の横暴との孤独な闘い(「民主国家」の蛮行;脱北した中国人? ほか)
第3章 日本で見た地獄、そして天国―この国で難民はどう扱われているか(亡命者は犯罪者か;悪名高き「大村収容所」の実態 ほか)
第4章 私の叛乱は「勝利」したか―国籍取得から新たな挑戦へ(再びの外国人扱い;念願の国籍取得 ほか)
著者等紹介
金龍華[キムヨンファ]
1953年、朝鮮民主主義人民共和国・平安北道順安郡梧琴里(現・平壌市)生まれ。17歳で朝鮮人民軍に入隊。21歳の若さで朝鮮労働党に入党。軍功メダルを得て82年に除隊後は、教化所(刑務所)指導員を経て、鉄道機関車隊乗務指導員となる。88年、事故を防止した結果列車が遅れた責任を問われ、妻子を残し北朝鮮を脱出。中国各地で潜伏生活を送り、95年にベトナムに越境し韓国行きをめざすが失敗。同年、韓国に密航。強制退去命令を受け、98年に密航で渡日。大村出入国管理センターに収容される。2002年、韓国国籍取得。現在、韓国で自活の道を模索しつつ、脱北者を支援する活動を続ける
長谷川由起子[ハセガワユキコ]
1958年大阪生まれ。81年大阪外国語大学朝鮮語学科卒業、93年同大学院東アジア語専攻修士課程修了。現在九州産業大学専任講師。専門は朝鮮語学、朝鮮語教育。「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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