Lost China―斎藤亮一写真集

Lost China―斎藤亮一写真集

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  • サイズ A4判/ページ数 205p/高さ 21X26cm
  • 商品コード 9784896250466
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

内容説明

なつかしい街の記憶、中国・消えゆく街角。

著者等紹介

斎藤亮一[サイトウリョウイチ]
1959年札幌生まれ。1981年日本大学芸術学部写真学科卒業。在学中より三木淳氏に師事。1992年「新しい地図」で日本写真協会新人賞。1997年「NOSTALGIA」で第13回東川賞特別賞。2000年「BALKAN」で日本写真協会年度賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

286
齋藤亮一の写真集。2001年に中国を撮ったもの。テーマはタイトルにいうごとく"Lost China"。現地の人たちに「もう数年早ければ」と言われるごとく、写真には解体中の建物も多い。私が初めて中国に行った時(出張で行ったのだが、もう随分前のことである)、北京にはまだかろうじて胡同も残っていたし、路上の床屋もたくさんあったし、股割れズボンの子どもたちも随所で見かけた。一番驚いたのは纏足のおばあちゃんを見たこと。この写真集はすべてモノクロームだが、それが大いに成功している。いずれの写真も引き込まれるような⇒2023/06/02

yomineko@ヴィタリにゃん

58
読み友様からのご紹介本です📚この時の中国を知らない筈なのに何故か懐かしい。こんな時もあったんだ、、、素朴な街並み。街角に青空散髪屋さん!!!豊かではないけれど幸せいっぱいの笑顔。日中国交正常化してすぐの頃だろうか。質素な服装が好ましい。今は全く違う風景ばかりの中国。とても残念な気持ちになる。2023/07/08

たまきら

47
20世紀ぎりぎりの時に北京・西安を旅したのですが、大きな共産党の祭典を前に、北京の古いエリアを軒並み崩している最中だったのを覚えています。現代アーティストの作品が町中に描かれているもののすぐに消えるようになっていたり…。パフォーマンスを見たくて友人経由で依頼したら、事前調査がありパスしたら会場を教えると言われて、結局滞在期間中に間に合わなかったんだよなあ…。あの失われつつある街並みより、人々の新たな時代への希望に満ちたパワーに魅了されたことを思い出しました。読み友さんの感想を読んで。2023/06/28

tom

20
2001年、マンションが立ち並び始めたころの中国の写真集。普通の人たちが行きかう街並み、路上に群れる人たちがターゲット。空気感の濃密さにパワーがあふれる。喧騒と活気が見えて来る。同じ主題の写真ばかりだけど200頁。これだけをまとめて見せることによるインパクト。すごいな中国という読後感。2023/06/24

とんかつラバー

13
日本は戦争と高度成長期で「昔の日本らしい風景」はほとんど失われたが、中国は2000年に入って急激な開発によって昔の光景が失われていた。ラストエンペラーの後も庶民の暮らしを映し出す風景は長年保たれていたのだ。これは滑り込みでそういった風景を残した一冊。印象的なのはシノラーみたいな格好の女の子が犬を連れている写真(犬の飼育は登録制なので裕福な証。今で言うと最新のiPhoneとブランドバッグみたいな感じか)2023/06/02

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