目次
第1章 治承寿永の内乱(安達盛長の活動;治承寿永の内乱)
第2章 源頼朝の時代(頼朝の側に戻されて;比企尼の晩年 ほか)
第3章 源頼家政権(世代交代;三左衛門事件から明らかになる『吾妻鏡』の書き方 ほか)
第4章 比企氏の乱(源頼家病に倒れる;源頼家の遺産相続 ほか)
第5章 比企氏の乱後の比企氏(北条時政政権の始動;証菩提寺供僧円顕 ほか)
著者等紹介
永井晋[ナガイススム]
1959年生まれ。國學院大学大学院博士課程後期中退。國學院大学博士(歴史学)。神奈川県立金沢文庫主任学芸員・神奈川県立歴史博物館企画普及課長を経て、現在関東学院大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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jupiter68
4
本当の比企氏の行動を知りたくて買ってみた。この本の著者の立場では、結構辛辣に比企氏を批判している。他の人はまた別の書き方をしているが、両方の意見を理解しながら比企氏について考えて行くことが大切であると思った。事実本郷和人は、「北条と比企を比較して圧倒的に比企の方が勢力が上であった。なので、かたくなに媚びへつらって楽しい近所付き合いをしていて、比企を心の底から安心させた上で強行におよんだのではないか?」としている。永井は比企はバカだみたいな書き方をしているが、それとは違う。2022/10/06